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なぜ仙台が牛タンで有名になったのか?

日本の中でも仙台という街では、牛タンだけをお客さんに出すような専門店が多いといわれています。それには、歴史的な背景のようなものが関係するようなのです。例えば、仙台には終戦直後に米軍が数多く進駐してきたということと、彼らの主食はご飯とお味噌汁・漬物というものではありません。彼らの主食は牛肉ということから、必然的に牛肉の需要度が高くなった点にあります。ただし、牛タンというのは牛の舌の部分でもあるので、当初は舌と尻尾の部分とは捨てられていたようなのです。ところが、あるお店の店主がいつも捨てている舌を焼き肉にすることを思いついたことから、次第に仙台中に広まっていったといわれています。

もちろん、お店のメニューに牛タンが出された当初は、あまり人気はなかったようです。何せ、牛の舌の部分というのは、筋肉の塊のような部位でもあるので、とにかく肉質が硬いというデメリットがあるようです。従って、そのデメリットを克服するための工夫として、数ミリ程度の厚みに薄くスライスしたり、あらかじめ肉に包丁で切りこみを入れておくといった前段取り処理がなされているようです。
(参考:今日は会社の同僚と、牛タンを食べてきました♪

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その代わり今日のように、仙台イコール牛タンの街となるには歳月を要したようです。従って、当初は一部の愛好家が珍味として食べる程度だったようです。ところが、仙台に多くの単身赴任者が訪れるようになってからは、そうした方々に牛タンが徐々に広まっていったといわれています。

ちなみに仙台にある牛タン専門店の牛タンの場合、通常の牛タンよりも肉の厚みが厚いという点も大きな特徴として挙げられます。もちろん、筋肉の塊のような硬い牛タンをそんな厚切りにするためには、牛タンをタレに付け込んで柔らかく熟成しておくといった前段取りが施されているからなのだそうです。そうしたことからも、他の地域とは随分と違う調理法の牛タン料理を、仙台に行ったら一度は食べてみたいですね。